福山市御幸町、ホロコースト記念館のアンネの銅像を囲むように植えられている「アンネのバラ」が、可憐な花を咲かせています。
ナチスによるユダヤ人迫害の犠牲になったアンネ・フランクを偲んで「アンネ・フランクの形見」と命名されたバラは、父・故オットー氏が各国に苗木を贈って広められました。
「アンネのバラ」は、現在日本全国で平和のシンボルとして美しく咲き香っていますが、この福山市の「ホロコースト記念館」でも美しく咲き誇っています。
原名:Souvenir d’Anne Frank (スーヴニール・ドゥ・アンネ・フランク)
アンネ・フランクの形見
出年:1960年 作出者:Delforge 作出国名:ベルギー
特徴等:フロリバンダ。丸弁の盆状咲き。花径は6~8cmで、重ねは15~20弁。花色は黄色からオレンジを帯びた赤に変わる。5~8輪の房咲き。香りは少ない。
まだ5部咲きで、つぼみも沢山ありますので、6月初めまで楽しめそうです。
ホロコースト記念館は、1995年―戦後50年の節目の年(アウシュビッツ収容所解放50年、またアンネの日記で知られるアンネ・フランク没後50年の年)に開館しました。
記念館の入館料は無料ですが、受付にパンフレットがありますのでいただきましょう。
ライブラリー
日本語、外国語で書かれたホロコーストの書籍や、ビデオ、DVDが揃っています。
ホール・ギャラリー
15分位のビデオを見ることができるホールです。
ここでビデオを見てから2階の展示室を見たほうが、より良くわかるそうです。
子どもの部屋
子どものための書籍が置いてあり、子どもたちが自由にホロコーストについて学ぶことができる部屋です。
エントランス
玄関を入るとすぐ2階の展示室に上がる階段があります。
ゲットーで書かれた「もうちょうちょうはいない」の詩と、ちょうちょうが空を舞うように描かれている象徴的なステンドグラスです。
かつてアンネ・フランクがオランダ・アムステルダムの隠れ家で見ていた「マロニエの木」の若木が植樹されました。
わすれないで
展示室の入口に掲げられた、アンネ・フランクをわすれないで‥‥
◆住所:〒720-0004 広島県福山市御幸町中津原815
◆開館日:毎週 火、水、木、金、土 10:30~16:30 (休館日 日、月、祝日、8/13~16、12/27~1/5)
◆入場料:無料
◆Tel&Fax:084-955-8001
◆公式HP:ホロコースト記念館